融和作戦

.VS. 　
なっつ対ディル、因縁の対決

紛争勃発から3日間、なっつを部屋に隔離していたので、そろそろディルの記憶が限界を迎えたのではないだろうか？

というわけで、なっつを出してみることにする。
作戦名としては、なっつがウロウロする間、おいらがずっとディルを撫でて優しい声をかけ続けるのだ作戦。長いのだ。

これまで、なっつは出せ出せ〜と騒いでいたくせに、扉が開け放たれた途端に固まったが、それでも数分で出てきた。

ディルの目の前をソロ〜っと抜き足差し足。
その間、おいらはずっとディルを撫でて優しい声をかけ続けていたので、でへへ〜とご機嫌なディルはなっつを目で追うが唸りはせずとてもよい子。

10分ぐらいやって終了。
これを毎日続ければ慣れるだろうという遠大な計画なのだ。

なっつもちょっと緊張したようだった。しばらくして、部屋をのぞくと、

ものすごい厳しい顔して集中しとる

何を見ているのかと思えば、

天気予報だった

ほんで、

すぐに飽きた

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